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Sunday, April 25, 2021

新型ホンダ・ヴェゼルとライバルを比較。サイズは? 価格は? ヤリスクロス vs CX-30 vs キックス vs XV - MotorFan[モーターファン]

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新型に生まれ変わったホンダ・ヴェゼル。先代が切り拓いたともいえるコンパクトSUVのカテゴリーは今や大盛況で、強力なライバルが多数待ち構えている。ボディサイズや価格を比較してみよう。

ボディサイズ比較

新型&先代ホンダ・ヴェゼル|全長はキープ。先代より全高は低く、最低地上高はアップ

まず、サイズのチェックからスタートだ。

新型ヴェゼルは、先代と同一の全長で登場。Bセグメントのフィットと共通するメカニズムが少なくないが、全長は4330mmと長めだ。全幅は20mm広がったが、全高は15mm低くなっている。プラットフォームを継承していることもあり、2610mmのホイールベースは新旧で共通だ。

注目は最低地上高だ。先代はFFが185mm・4WDが170mmだったのに対して、新型ヴェゼルはFFが195mm(16インチ装着車は185mm)・4WDが180mmとなり、ロードクリアランスが拡大された。

さらに新型ヴェゼルではホイールも1インチ大径化(Zグレード同士の比較)されている。

新型ヴェゼルが先代よりもスタイリッシュに見えるのは、ハイロードクリアランス・低全高・大径タイヤの組み合わせが鍵となっているのだ。

新型ホンダ・ヴェゼル(e:HEV Z・FF) 全長×全幅×全高:4330mm×1790mm×1590mm ホイールベース:2610mm 最低地上高:195mm
先代ホンダ・ヴェゼル(HYBRID Z・FF) 全長×全幅×全高:4330mm×1770mm×1605mm ホイールベース:2610mm 最低地上高:185mm

トヨタ・ヤリスクロス|新型ヴェゼルよりも一回り小さい分、後席&荷室スペースは譲る

トヨタ・ヤリスクロスは、ヴェゼルよりサイズも価格も1クラス下に位置する。が、コンパクトSUVの売れ線モデルということで、あえて今回比較対象に入れてみた。

新型ヴェゼルと比較すると、全長は150mmも短く、全幅も25mm狭い。全高は同一であるため、新型ヴェゼルと見比べると、やや寸詰まりに感じられる。後席の膝まわり空間が他車より狭いのも致し方ないところか。

トヨタ・ヤリスクロス 全長×全幅×全高:4180mm×1765mm×1590mm ホイールベース:2560mm 最低地上高:170mm

マツダCX-30|新型ヴェゼルより65mm長く、50mm低い流麗なプロポーション

スタイリッシュさではクラスで随一の存在であるマツダCX-30。Cセグメントのマツダ3がベースとなっていることもあり、全長は新型ヴェゼルより65mm長い。その一方で全高は50mm低く、伸びやかなフォルムが際立つ。全高1540mmなので、ほとんどの立体駐車場に対応可能なのもうれしいところ。ただ、最低地上高は175mmとSUVとしては低めである。

マツダCX-30 全長×全幅×全高:4395mm×1795mm×1540mm ホイールベース:2655mm 最低地上高:175mm

日産キックス|いかにもSUVらしいルックスだが、実は最低地上高が一番低い

eパワーのみを設定する思い切りの良さ(?)が話題となった日産キックス。新型ヴェゼルよりも全長が40mm短いが、ホイールベースは10mm長い。それだけオーバーハングが切り詰められているということだ。いかにもSUVな外見に反して、最低地上高が最も低い170mmというのも意外なところ。駆動方式もFFしかないので、キックスはSUVの衣装をまとったコンパクトハッチととらえた方がいいのかもしれない。

日産キックス 全長×全幅×全高:4290mm×1760mm×1610mm ホイールベース:2620mm 最低地上高:170mm

スバルXV|ハッチバック車がベースながら、最低地上高はさすがの200mm

Cセグメントのインプレッサをベースとしているため、ライバルの中では全長、ホイールベースともに最長。全幅もインプレッサは1775mmだがオーバーフェンダーが備わるXVは1800mmとなる。XVで注目は、最低地上高を200mm確保しているところ。”なんちゃって四駆は作らない”というスバルの矜持が感じられる。それでいて全高が1550mmに抑えられているのもポイントだ。

スバルXV 全長×全幅×全高:4485mm×1800mm×1550mm ホイールベース:2670mm 最低地上高:200mm

インパネ比較

新型ホンダ・ヴェゼル|爽快な視界と扱いやすいレイアウトにこだわりあり

続いて、各車のインパネを見てみよう。

新型ヴェゼルは、水平基調のデザインが特徴。ダッシュ中央の9インチのディスプレイなど表示系統は上部に配置し、スイッチ類は手が届きやすい場所に配置するなど、使いやすさを重視したレイアウトとなっている。先代ではタッチ式だった空調スイッチを新型ではダイヤル式に変更しているのも、ユーザビリティを考慮した結果だという。

ドアショルダー部からダッシュボード上部にラインが段差なくつながっている点にも注目だ。Aピラーが後退したことと、ドアミラーの取り付け基部がドアパネルに移設したことと相まって、ワイドで爽快な視界が提供されている。

新型ホンダ・ヴェゼル e:HEV PLaY

先代ホンダ・ヴェゼル|13年デビューとは思えない先進的な装備の数々

先代ヴェゼルは、大型のセンターパッドがセンターコンソールと助手席側に連続する。助手席前のエアコン吹き出し口の処理もユニークだ。さらにハイデッキタイプのセンターコンソールを採用し、その下部には小物入れを設けるなど、意欲的に新機軸を採用していた。そうした先進性が多くのユーザーを引きつけた要因の一つと言えるだろう。

先代ホンダ・ヴェゼル ツーリング・ホンダセンシング

トヨタ・ヤリスクロス|ベースのヤリスとは微妙に異なるデザイン

ヤリスクロスのインパネは、曲面を用いた有機的な意匠がスポーティさを感じさせる。兄弟車のヤリスとよく似たインパネだが、エアコン操作部周りやメーターフードの造形が異なる。電動パーキングブレーキも、ヤリスにはないヤリスクロスだけの装備だ。

ヤリスクロスではディスプレイオーディオが全車標準で、ダッシュボード中央上部には8インチ(下位グレードは7インチ)のディスプレイが備わり、スマホと連動させてナビなどを使用することが可能だ。

トヨタ・ヤリスクロス ハイブリッドZ

マツダCX-30|オシャレさと運転しやすさを両立。マツダ独自の美学が光る

CX-30のインパネはマツダの人間中心思想が追求されたもので、メーターやスイッチ類を左右対称に配置。ホイールハウスを避けるためにオフセットされがちなフットペダルもドライバーに正対して配置するなど、着座姿勢にもこだわっている。

全車に標準の8.8インチディスプレイが横長になっているのは、ドライバーが見やすいできるだけ上部に置きたいが視界も遮りたくないという相反する要素を両立するための形状だ。

CX-30 X Lパッケージ

日産キックス|ツートーン内装がアクティブな印象。ディスプレイ位置がやや低い

キックスの上級グレード(Xツートーンインテリアエディション)は、その名の通りインパネのソフトバッド部がオレンジとなり活発な印象だ。9インチディスプレイを持つ専用ナビはディーラーオプション。装着されているのが比較的低い位置で、視線の移動量が大きめなのが気になる。キックスの日本発売は2020年だが、海外では2016年デビューのモデルという設計年次の古さが表れた部分かもしれない。

その一方で、シフトレバーは軽快な爽快感と先進感を感じさせる電気式を採用する。ライバルはすべて一般的な機械式だ。ヴェゼルも先代は電気式だったが、新型では機械式となっている。

日産キックス X ツートーンインテリアエディション

スバルXV|ダッシュ中央上部に小型の液晶ディスプレイを配置

XVのインパネは直線的なラインが多用されるとともに、空調吹き出し口やシフトレバーの周囲をメタル調加飾で囲んでいて、タフさをアピールする。ダッシュ中央の最上部に横長の小型ディスプレイを配置するのも独特で、ここには燃費やクルコンの作動状況など必要な情報が表示される。

スバル XV アドバンス

パワートレーン比較

新型ホンダ・ヴェゼル|2モーターのハイブリッドを採用。ガソリンエンジンも実は新開発

続いて、パワートレーンのラインナップを確認してみよう。

新型ホンダ・ヴェゼルは1.5L直4ハイブリッドと1.5L直4ガソリンを搭載する。ハイブリッドは先代の1モーター式から2モーター式(ホンダはe:HEVと呼ぶ)に刷新された。モーターの走行領域が広がり、WLTCモード燃費は19.6km/L(ハイブリッドZ・FF)から24.8km/L(e:HEV Z・FF)へと大幅にアップしている。

駆動方式はFFと4WDを用意。4WDはハイブリッドもプロペラシャフトで後輪に駆動力を伝達するタイプ(リアルタイムAWD)。リヤに配置した小型モーターで後輪を駆動するタイプよりも大きなトルクを伝えられるのがメリットだ。また、ヒルディセントコントロール機能も備わる。

【1.5L直4ガソリン+ハイブリッド】
エンジン最高出力 78kW(106ps)/6000-6400rpm
エンジン最大トルク 127Nm/4500-5000rpm
モーター最高出力 96kW(131ps)/4000-8000rpm
モーター最大トルク 253Nm/0-3500rpm
WLTCモード燃費 24.8-25.0km/L(FFモデル)

【1.5L直4ガソリン】
エンジン最高出力 87kW(118ps)/6600rpm
エンジン最大トルク 142Nm/4300rpm
WLTCモード燃費 17.0km/L(FFモデル)

1.5L直4ガソリン+ハイブリッド

トヨタ・ヤリスクロス|ハイブリッドは圧巻の燃費性能

トヨタ・ヤリスクロスは1.5L直3ハイブリッドと1.5L直3ガソリンを用意。新型ヴェゼルとエンジンの排気量は同等だが、ヤリスクロスは3気筒となる。ヤリスクロスのハイブリッドはトヨタお得意のTHSIIだが、圧巻は燃費性能だ。エントリーグレードの「ハイブリッド X(FF)」で30.8km/L、最上級グレードの「ハイブリッド Z(FF)」で27.8km/LというWTLCモード燃費は、新型ヴェゼルを優に上回る数字だ。

駆動方式はFFと4WD。4WDはガソリン車がプロペラシャフトを介して後輪を駆動するタイプ、ハイブリッド車がリヤモーターで後輪を駆動するタイプ(E-Four)となっている。モード変更スイッチも備えており、悪路からの脱出時に用いる「TRAILモード(ハイブリッドのみ)」、雪道など滑りやすい路面で用いる「SNOWモード」を選択可能だ。

【1.5L直3ガソリン+ハイブリッド】
エンジン最高出力 67kW(91ps)/5500rpm
エンジン最大トルク 120Nm/3800-4800rpm
モーター最高出力 59kW(80ps)
モーター最大トルク 141Nm
WLTCモード燃費 27.8-30.8km/L(FFモデル)

【1.5L直4ガソリン】
エンジン最高出力 88kW(120ps)/6600rpm
エンジン最大トルク 145Nm/4800-5200rpm
WLTCモード燃費 18.8-20.2km/L(FFモデル)

1.5L直3ガソリン+ハイブリッド

マツダCX-30|ディーゼルとスカイアクティブXが選べるがハイブリッドはなし

マツダCX-30は2.0L直4ガソリン、1.8L直4ディーゼル、そして火花点火制御圧縮着火を採用する2.0L直4ガソリン(スカイアクティブX)が揃う。ディーゼルが選べるのはうれしいところで、トランスミッションがCVTではなくトルコンの6ATだったり、ガソリンモデルでは6MTも選べたりと独自性が際立つ。また、すべてのパワートレーンでFFと4WDが選べるなど選択肢が豊富なのはCX-30の美点だ。

ちょっと物足りないのは、ライバルのようなストロングハイブリッドが存在しないこと。スカイアクティブXはマイルドハイブリッドが組み合わされるが、WLTCモード燃費は16.8km/Lにとどまる。

CX-30の4WDには、「オフロード・トラクション・アシスト」スイッチが備わる。トラクションコントロールの一種で、スリップしているタイヤにはブレーキをかけ、グリップしているタイヤにトルクをかけることで、悪路走破性を向上させる。

【2.0L直4ガソリン】
エンジン最高出力 115kW(156ps)/6000rpm
エンジン最大トルク 199Nm/4000rpm
WLTCモード燃費 15.4-16.2km/L(FFモデル)

【1.8L直4ディーゼル】
エンジン最高出力 95kW(130ps)/4000rpm
エンジン最大トルク 270Nm/1600-2600rpm
WLTCモード燃費 19.2km/L(FFモデル)

【2.0直4ガソリン(スカイアクティブX)+Mハイブリッド】
エンジン最高出力 140kW(190ps)/6000rpm
エンジン最大トルク 240Nm/4500rpm
モーター最高出力 4.8kW(6.5ps)/1000rpm
モーター最大トルク 61Nm/100rpm
WLTCモード燃費 16.8-17.0km/L(FFモデル)

2.0直4ガソリン(スカイアクティブX)+Mハイブリッド

日産キックス|お家芸のe-パワーで勝負。駆動方式もFFオンリー

日産キックスのパワートレーンはeパワーのみ。1.2L直3ガソリンエンジンは発電のみを担当し、モーターで前輪を駆動するシリーズハイブリッドだ。WLTCモード燃費は21.6km/Lで新型ヴェゼルやヤリスクロスのハイブリッドと比べると見劣りする。が、アクセルオフ時の減速力を強めてワンペダルでドライブできたり、充電用のチャージモードやエンジン作動を抑えるマナーモードを設けたりと、EV感覚をアピールする。

前述の通り、駆動方式はFFのみ。雪国の居住者やスキーの愛好家などは選択しづらいところだ。特に悪路走破用のモードも設けられていない。

【1.2L直3ガソリン+ハイブリッド】
エンジン最高出力 60kW(82ps)/6000rpm
エンジン最大トルク 103Nm/3600-5200rpm
モーター最高出力 70kW(95ps)/4000-8992rpm
モーター最大トルク 260Nm/500-3008rpm
WLTCモード燃費 21.6km/L

1.2L直3ガソリン+ハイブリッド

スバルXV|2.0Lはマイルドハイブリッドを組み合わせる

スバルXVのパワートレーンは1.6Lガソリンとマイルドハイブリッド付きの2.0Lガソリンがラインナップ。駆動方式は4WDのみとなっている。

XVには「X-MODE」が備わる。滑りやすい路面用の「SNOW・DIRT」、さらにタイヤが埋まってしまうような悪路用の「DEEP SNOW・MUD」という2つのモードが選択可能で、4輪の駆動力やブレーキなどを路面状況に応じて適切にコントロールしてくれるというものだ。

【1.6L水平対向4ガソリン】
エンジン最高出力 85kW(115ps)/6200rpm
エンジン最大トルク 148Nm/3600rpm
WLTCモード燃費 13.3km/L(4WDモデル)

【2.0L水平対向4ガソリン+Mハイブリッド】
エンジン最高出力 107kW(145ps)/6000rpm
エンジン最大トルク 188Nm/4000rpm
モーター最高出力 10kW(13.6ps)
モーター最大トルク 65Nm
WLTCモード燃費 15.0km/L(FFモデル)

2.0L水平対向4ガソリン+Mハイブリッド

価格帯比較

それでは各車のパワートレーンの構成を踏まえた上で、価格帯を比べてみよう。

新型ホンダ・ヴェゼルは先代よりも価格帯がやや上昇したのが分かる。1.5L直4ガソリン+ハイブリッドは新グレードの「PLaY」の価格が約330万円と突出しているのだが、それを除けば、10〜15万円程度の価格アップ。ハイブリッドが2モーター式に進化したことや装備の向上分を考慮すると、魅力的なプライスを実現していると言えるのではないだろうか。

ヤリスクロスはボディサイズがヴェゼルよりも一回り小さいが、価格帯も下。ハイブリッドの驚異的な燃費性能や、ディスプレイオーディオが全車標準であること(新型ヴェゼルはPLaY以外はオプション)を考えればリーズナブルで、バカ売れするのも納得だ。

CX-30はガソリンモデルの排気量が2.0Lとライバルよりも大きいため、価格帯も上。1.8Lディーゼルは価格的には他車のハイブリッドモデルと重なる。スカイアクティブXはこの中ではダントツに高額で、その割には燃費も17km/L程度で他車のハイブリッドモデルを下回るなど、コスパ面では不利と言わざるを得ない。運転してみると実に楽しいモデルではあるのだが。

キックスは純エンジンモデルがなく、ハイブリッドモデルのみ。また4WDもないため、購入ユーザーが限られてしまいがち。販売台数が伸び悩んでいるというのも、そうしたバリエーションの少なさが一つの要因だろう。

XVはライバルよりも大きめなボディとエンジン排気量を持ちながら、価格は同一レベルに収めているのは立派。水平対向という独特なエンジン、優れたADAS、200mmの最低地上高など独自の魅力も光る。ライバルと比べて気になるのは燃費がイマイチなことか。

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