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Wednesday, May 5, 2021

EU、排出量取引の価格高騰 需給逼迫の懸念強く - 時事通信ニュース

2021年05月06日07時10分

 【ロンドン時事】温室効果ガスを対象とした欧州連合(EU)の排出量取引で、排出枠の価格が高騰している。4日には一時1トン=50ユーロを超え、最高値を更新。EUが温室効果ガス排出量の削減目標を引き上げたことで、需給が逼迫(ひっぱく)するとの懸念が強まり、この半年間で2倍超に値上がりした。域内の企業にとってはコスト増加要因となる。

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 排出量取引は、国や地域全体の削減目標に沿って企業や施設ごとに排出量の上限を定め、過不足分を売買する仕組み。実際の排出量が上限を下回ればその分を売却できる半面、上回れば購入しなければならない。
 EUが2005年に世界に先駆けて導入し、現在は発電や鉄鋼、化学、航空などの業界で約1万施設が対象。域内の温室効果ガス総排出量の4割をカバーする。EUが30年までの削減目標を1990年比40%減から55%減に引き上げたことで、企業は一段と厳しい対応を迫られる。
 排出枠の価格は、新型コロナウイルスの感染が拡大した昨年3月に15ユーロまで下落。11月の米大統領選で地球温暖化対策を重視するバイデン氏が勝利して以降、上昇に転じた。欧州の産業界は「価格が上昇すれば利益が押し下げられ、雇用や成長に悪影響を及ぼす」(化学業界団体)と懸念を表明している。

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