農林水産省の「木材流通統計調査」によりますと、先月の「杉の丸太」の価格は去年の同じ月と比べて10%余り上昇しています。
東京の木材市場では、住宅の柱に使われる国内産木材の価格が大幅に上昇しています。
国内産の木材の取り引きが行われている東京 日の出町にある「多摩木材センター協同組合」では、先月26日の時点で、住宅の柱に使われる木材の価格が1か月前と比べて、
▽ヒノキが8割余り、
▽スギが3割余り、
高くなっています。
海外産の需給がひっ迫する中、住宅メーカーなどが国産の木材を確保しようという動きが広がっていることが要因とみられています。
この協同組合によりますと、国産の木材は林業や木材加工業の人手不足もあって、急激に流通量を増やすことは難しく、価格の上昇がいつまで続くかは不透明だとしています。
競りに参加していた材木店の経営者は「このところの価格高騰は少し異常だ」とか「大手の住宅メーカーからも木材の引き合いがあるが、在庫がない」と話していました。
住宅用木材の価格高騰 林野庁が必要以上の買い付け控える要請 - NHK NEWS WEB
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