2021年6月10日に世界初公開された新型ランドクルーザー。世界中から注目が集まるなか、改良点や新たに搭載される装備が、続々と発表されている。
新型ランドクルーザーは、ガソリンとディーゼルの2つのパワートレイン、グレードは「GX」・「AX」・「VX」・「ZX」・「GR SPORT」の5つから構成される。
今回、新型ランドクルーザーの価格が筆者の取材により判明した。気になる各グレードの価格を中心に、ランクルの最新情報をお伝えしていきたい。
文/佐々木亘
写真/TOYOTA
【画像ギャラリー】未掲載写真含む28枚 新型ランドクルーザー海外仕様モデルをみる
現行型200系との違いは? 新型ランドクルーザーのグレード体系を総チェック
14年続いた200系ランドクルーザーは、4.6LのV8エンジンを搭載し、全4グレードで展開されてきた。エントリーモデルは5人乗りの「GX」(482万6800円)からスタートし、上位3グレードは8人乗りだ。「GX」の上には、「AX」(527万4000円)、「AX‘Gセレクション」(597万9600円)、そして最上級が「ZX」(697万4000円)というグレード構成となっている。
今夏に発売される新型ランドクルーザーは、200系から体系を大きく刷新した。パワートレインには、3.5Lガソリンターボと、待望の3.3Lディーゼルターボが搭載される。
新型ランドクルーザーのエントリーグレードは、「GX」(ガソリン3.5Lターボ・5人乗り)だ。次いで「AX」、「VX」と呼ばれる中間グレードになると、乗車定員は7名へ変更される。「GX」・「AX」・「VX」の3グレードは、ガソリンエンジンに限定されている。
最上位には、これまで通り高級SUV路線を追求した「ZX」と、ランドクルーザー初となる「GR SPORT」が加わる。両グレードには、7人乗りのガソリンエンジンに加えて、5人乗りのディーゼルエンジンが用意されるのが特徴だ。
200系では4グレードだったランクルは、新型では5グレードになり、パワートレインのバリエーションを含めると、合計で7種類となる。それでは、全7種の価格をみていこう。
スタート価格は510万円! 1000万円級との噂あったGRはいくらに?
エントリーグレードの「GX」(ガソリン5名)は510万円となる。200系のエントリーモデルと比較して27万3200円高くなった。
AX(ガソリン7名)は550万円、VX(ガソリン7名)は630万円だ。新旧「AX」同士を比較すると25万3000円高くなり、「AX‘Gセレクション‘」と比べ「VX」は32万400円高い。
最上級グレード「ZX」は、ガソリンモデルが730万円、ディーゼルモデルが760万円となる。200系「ZX」と比べ、新型の「ZX」ガソリン車は32万6000円の価格上昇だ。
また、ガソリンモデルとディーゼルモデルの価格差は30万円となる。単純に比較はできないが、ランクルプラドのガソリンとディーゼルの価格差は約67万円だった。
新型ランクルではガソリンとディーゼルの価格差は縮まり、上位グレードでは、積極的にディーゼルエンジンを選ぶユーザーが増えるだろう。
そして、最後に新設定の「GR SPORT」。気になる価格はガソリンモデルで770万円、ディーゼルは800万円だ。一時は1000万円を超えるかと噂されていたが、大台には乗らなかった。それでもGR SPORTは、ランクル史上最高の車両本体価格となる。
筆者も含め、大方の予想を良い意味で裏切る価格設定は、「GR SPORT」をより身近にしたい、トヨタの思いが隠れているようにも見える。
新型ランドクルーザー グレード別価格一覧(筆者調べ)
GR SPORT/ガソリン:770万円、ディーゼル:800万円
ZX/ガソリン:730万円、ディーゼル760万円
VX/630万円
AX/550万円
GX/510万円
次ページは : エンジンスペックも判明! 日本正式発表は8月予定
ついに価格判明!! 新型ランクル300は510万円スタートで8月上旬正式発表 - ベストカーWeb
Read More
No comments:
Post a Comment