[ローマ 3日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が3日に発表した5月の世界食料価格指数は平均127.1ポイントと、過去10年超で最も速いペースで上昇し、2011年9月以来の高水準となった。上昇は12カ月連続。
4月改定値は121.3ポイントだった。
食料価格指数は、穀物や油糧種子、乳製品、食肉、砂糖のバスケット価格の月ごとの変動を示す。
前年同月比では、5月の食料価格は39.7%上昇した。
穀物価格指数が前月比6.0%上昇。前年同月比では36.6%上昇した。トウモロコシの価格が上昇をけん引した。トウモロコシは前年同月比89.9%上昇したが、FAOによると、米国の生産見通しが改善したことを受けて、月末には下落したという。
FAOは2021年の世界穀物生産量予測を初めて公表、過去最高となる28億2100万トン(2020年比1.9%増)に達する見通し。これは、トウモロコシの生産量が前年比3.7%増、小麦が同1.4%増、コメは同1.0%増との予測に基づいている。
2021/22年の世界の穀物利用量は1.7%増加し、生産量をわずかに上回る28億2600万トンと、過去最高を更新すると予想。FAOは「穀物の総消費量は世界人口と連動して増加する見通しだ」とした。
5月の世界食糧価格指数は127.1、2011年以来の高水準=FAO - ロイター (Reuters Japan)
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