【ワシントン=山内竜介】米連邦住宅金融局(FHFA)が29日発表した4月の住宅価格指数は、前年同月比で15・7%上昇した。伸び率は前月(14・0%)より加速し、1991年の統計開始以来の最高を更新した。住宅バブルのあった2005年(10%程度)を大幅に上回る水準で、住宅市場に過熱感が出ている。
S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが同日発表した「S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(全米)」も前年同月比14・6%上昇で、過去最高となった。
米国の住宅価格は、連邦準備制度理事会(FRB)の事実上のゼロ金利政策で住宅ローンの負担が軽減されていることや、木材不足によるコスト増などから上昇傾向が続く。FRBは市場に大量の資金を供給する「量的緩和」の一環として住宅ローン担保証券(MBS)を買い入れているが、過熱への懸念から購入規模の縮小が検討される方向だ。
米住宅価格、4月は前年比15・7%上昇…過去最高を更新 - 読売新聞
Read More
No comments:
Post a Comment