ブランド名は日本語の「由縁」に由来し、デザインからパターン、縫製、接客まで各専門分野のスペシャリストが携わり、上質な素材と優美なデザイン性を追求。美しさと快適性に妥協しない価値観を持つ女性に向けて「日常の豊かさ」を満たすブランドを目指すとともに、長く愛されることでサステナビリティにもつなげる考えだ。顧客層は30~40代女性を想定している。 デビューとなる2021年秋冬シーズンは、ノンワイヤーを含むブラジャーやショーツ、ランジェリーなどを中心に展開。生産は福井と長崎の自社工場で行っており、手洗いできるシルクや極細のナイロン糸を使ったバック素材を採用している。価格帯はブラジャーが1万1000~3万3000円、ショーツは6050~2万2000円。アウターやスカートといったウェア(2万8600~12万1000円/いずれも税込)も用意する。コレクションのうち、6~7割は定番商品として継続販売する予定。2025年3月期に売上50億円、そのうちEC売上15億円、EC比率30%を目標に掲げる。ECでの購買促進の施策として、バーチャルショップを他のブランドに先駆けて立ち上げる計画だ。なお、終了する3つのプレステージブランドの合計売上高は20億円強だったという。 ワコールは2022年度を最終年度とする中期経営計画の一環で、大規模なブランド再編を実施。7月15日に開催した発表会に登壇したワコールの代表取締役 社長執行役員の伊東知康氏は「顧客との結びつき」を同社の課題としており、2021年秋冬シーズンまでに19のブランドを終了し、37ブランドに縮小して顧客接点を集約することで、新規顧客獲得とロイヤルカスタマーの拡大を狙う。 今後は「ワコール(Wacoal)」や「ウィング(Wing)」など9つをインナーウェアの基幹ブランドと位置付け、ユエは基幹ブランドの中では最上級の価格帯を打ち出す。プレステージブランドに関しては既存の3ブランドを終了し、ユエを新しい時代に向けたブランドとして立ち上げることで、分散したマーケティングコストを集約するとともに認知拡大を進める。終了する3ブランドの顧客離れへの懸念については「全くないとは言えない」としながら6~7割は維持できるとの考えを示し、ユエでは富裕層を中心に新規顧客獲得を目指すという。
ワコールが高価格帯の新ブランド「ユエ」を発表、12万円台のウェアの展開も(FASHIONSNAP.COM) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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