5月もマンションの売れ行きは変わらずに好調だ。販売延期になっていた東京オリンピック選手村跡地の大規模マンション「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」の再始動が決まるなどのトピックスもあった。今回は、2021年5月の新築・中古マンションの市場動向を見ながら、マンション市場の動向を紹介したい。(不動産アナリスト:岡本郁雄) 中古マンションの在庫がなくなりつつある! 【目次】 ・最新の首都圏新築マンション市況 ・首都圏の中古マンション市況 ・注目マンション(1)「ルネ上尾」 ・注目マンション(2)「Brillia Tower 前橋」
最新の首都圏新築マンション市況は?
2021年6月20日、沖縄を除く9都道府県の緊急事態宣言が解除された。2021年に延期された東京2020オリンピック競技大会も開催される見通しだ。2021年5月も新築マンションの売れ行きは堅調だ。不動産経済研究所発表の「首都圏新築マンション市場動向 2021年5月」によれば、下表のとおり、2021年5月の新築マンション新規発売戸数は、2,578戸。対前月(2,089戸)比で23.4%の増加。対前年同月(393戸)比で556%増、コロナ禍前の一昨年の2,206戸と比べても16.9%上回っている。 新築マンションの1戸当たりの平均価格は5,908万円、前年同月(6,485万円)比で-8.9%。1㎡当たりの単価は93.2万円、前年同月(108.4万円)比で-14.0%。契約率は69.30%という結果で、前年同月(72.30%)比で-3.0ポイント、前月(73.60%)比では-4.3ポイントとなっている。 販売在庫は、6,789戸で前月よりも228戸の減少。前年同月の7,773戸よりも1,000戸近く少ない状況だ。販売在庫が7,000戸を下回るのは、2020年11月以来で需給バランスがある程度とれている状況と言える。 また、新築マンション新規発売戸数は下表のようになっており、2021年4月度と同様にコロナ禍で発売が停滞した前年同月と比べ1都3県全てで増加している。 首都圏の新築マンション新規発売戸数 都区部……1,207戸(前年同月比+413.6%) 都下………106戸(前年同月比+202.9%) 神奈川県…628戸(前年同月比+694.9%) 埼玉県……421戸(前年同月比+1654.2%) 千葉県……216戸(前年同月比+980.0%)「パークタワー勝どきミッド/サウス」、「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」に注目 好調な新築マンション市場の中で、ひときわ目をひくのが都心のランドマーク性の高い大規模タワーレジデンス。中でも「パークタワー勝どきミッド」は、第1期1次~第2期1次(販売価格:3,690万円~3億3,980万円 専有面積:25.05㎡~153.05㎡)で507戸を供給し全戸に申し込みが入っている。登録申込総数は、約1,500件、最高倍率27倍、平均倍率は約2.9倍。来場総数は、3000組を超える。2021年7月からは、「パークタワー勝どきサウス」の案内がスタートするが、最高階数や規模で上回るだけに注目を集めそうだ。 【関連記事はこちら】>>「パークタワー勝どきミッド/サウス」の価格大公開! 潜入レポートで分かったメリット・デメリット また、販売延期になっていた東京オリンピック選手村跡地の大規模マンション「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」にも再始動の動きが出てきた。開催延期決定を受け、見学会を一時休止し、「SUN VILLAGE」第1期、および「SEA VILLAGE」第2期の販売を延期していたが、2021年8月下旬から、パビリオン(モデルルーム)見学会を再開することを公式ホームページで発表した。 概要では、「SUN VILLAGE」第1期、および「SEA VILLAGE」第2期の販売は、2021年11月中旬から行われるとのこと。都心・湾岸エリアの秋商戦は、かなりの盛り上がりを見せそうだ。 【関連記事はこちら】>>都心湾岸フラッグシップマンション対決! 「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」VS「ブランズタワー豊洲」
首都圏の新築・中古マンション市場動向は?価格、売れ行き、注目物件を不動産アナリストが解説!【2021年7月版】(ダイヤモンド不動産研究所) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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