ニューヨーク(CNN) バービー人形などを手掛ける米玩具大手マテルは27日、世界的なサプライチェーン(供給網)のひっ迫で製造費用が上昇しているとして、年末商戦までに商品価格を引き上げると発表した。
イノン・クレイズ最高経営責任者(CEO)は27日の業績発表で、同社が「製造や輸送の費用上昇を含むサプライチェーンの課題」に取り組む中、多くの重要市場で玩具の価格を引き上げることで、その影響を相殺すると述べた。
小売店が価格の上昇を消費者に転嫁するかどうかは不明。
消費需要が回復する中、サプライチェーン問題が経済回復の壁となっている。輸送コンテナの不足や港湾での処理の停滞が輸送費用の上昇につながっている。
クレイズ氏は「今年いっぱいはサプライチェーン問題が続くと予想している」「予期せぬ問題もあるかもしれず、今後どうなるか予想するのは難しい」と語った。
競合の玩具大手ハズブロも輸送費用などの影響相殺のために価格を引き上げると発表している。
専門家からは、サプライチェーンの問題は年末商戦まで影響し、人気商品が品切れとなり補充も難しい状況になる可能性があるとの指摘が出ている。
マテルは6月末までの今年第2四半期の売上高が前年同期比40%増と、堅調な消費需要を反映する業績となっている。ハズブロも6月27日までの第2四半期で同54%増と好調だ。
バービー人形のマテル、商品価格引き上げを発表 供給網ひっ迫で - CNN.co.jp
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