コロナが追い風に? 好物件は空前の争奪戦
「今、オーストラリアは空前の不動産バブル。なかでもクイーンズランド州南東部に位置するゴールドコーストの不動産価格は、ここ2年で20%近くも上昇しているんです。売るなら今ですよ」 そう語るのは、リゾート不動産を中心に国内外の多くの物件売買を手がける、ブルーオーシャンポイントの佐藤政信氏。オーストラリアは、昨年6月から豪国籍保持者と永住者以外の入国を制限中。その効果もあって、現在は新規感染者数が全土で1日数十人という状況のため、マスクをする人もほとんど見かけなくなり、レストランやライブも再開し経済活動も活発化しているという。 コロナの影響で観光業や留学産業などは大きな打撃を受けながらも、2021年の第一四半期のGDP成長率は前期比で1.8%増。業種では不動産業(5.3%増)や建設業(4.4%増)が大きく伸び、数字にも不動産市場の活況振りが見て取れる。その理由のひとつが、コロナによってリモートワークが可能になったことで、人々が普段の生活によりよい環境を求めるようになったことだ。 「特にオーストラリア人に人気なのが、サンシャイン・シティの名の通り年間300日が晴天といわれ、冬も温暖で1年中過ごしやすいリゾート地、ゴールドコーストです。シドニーやメルボルンと比べて1/3程度で高級物件が手に入るため、都会の自宅を売却し移住する人が増加しています」 移民政策で年々人口が増えているオーストラリア。特にゴールドコーストの人口はここ5年間で約10万人増加し、慢性的な住宅の供給不足に拍車をかけている。 さらに大きいのが住宅ローンの低金利化や、政府によるコロナ禍の賃金補助や失業給付など、経済面での変化だ。 「以前は8%程度だった住宅ローンの金利も、今は約1.8%の低金利になっていて、物件購入へのハードルが低くなっているんです。100万豪ドル(約8,000万円)程度の物件なら、3日もあれば売れてしまいますね」 需要に対して供給できる物件が枯渇しており、市場に出せばすぐに買い手がつく状況になっているのだ。海外の不動産、特にリゾート地といえばハワイが思い浮かぶが、実は日本のバブル期にディベロッパーが続々と進出し、ゴルフ場やリゾートを開発したのがオーストラリア。現在、日本資本はほとんど撤退してしまっているが、今でも芸能人や経営者など、日本の富裕層が保有する物件は数多い。物件によっては購入金額以上の値で売却できることもあるという、まさに不動産バブルのオーストラリア。海外渡航がままならない状況でもし別荘がそのままになっているのなら、今がまさに売り時なのだ。
ゴールドコーストの不動産価格が爆上がり中!? 売るも投資も今がチャンス!(GOETHE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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