不動産ビッグデータでさまざまな調査結果を発表するワンノブアカインド社が、7月27日、全国市区町村における中古マンションの「マンション坪単価」ランキングを発表した。
これは、マンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データ(2021年6月時点)を元にしたもの。その結果、全国で最も中古マンション価格が高いのは「東京都港区」で2位は「東京都千代田区」だった。
が、これは想定通りのもの。「やっぱり、港区と千代田区だよね」といいたくなる結果だ。
発表されたデータには、興味深い数字もあった。それは、「2ヶ月連続で価格下落中の市町村リスト」というもの。今年4月〜6月の中古マンション価格を調べた結果、全国で36の市町村が2ヶ月連続で中古マンション価格が下落していた。
そのなかには、首都圏の23区内と東京市部の市町村名も含まれ、2ヶ月で10%前後下落した場所もあった。さらに、全国的にみると、東京ではないのにびっくりするくらいマンション価格が高い、とされていた京都でも下落していた場所が……。
中古マンション価格が下がった場所は、マンション探しの狙い目エリアになる。だから、価格下落エリアは、「マンション価格が高い場所」よりも気になるものだ。
興味深い「中古マンション価格下落中の市区町村名」とそれぞれの下落率、さらに、価格が下がっている理由を探りたい。
この春、首都圏で中古マンションが10%以上下がったのは……
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年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。
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