8月の長雨による日照不足で野菜が値上がりしている。農林水産省が24日発表した主な野菜の小売価格動向(16~18日、全国平均)によると、調査対象の8品のうち7品目の店頭価格が、前週に比べて上昇した。日照不足による生育不良に加え、九州地方を中心とした大雨で収穫作業が遅れた影響も出ているという。
調査は、旬の野菜を中心に8品目について、全国470の小売店を訪問して行われている。
値上がりが最も目立ったのはキュウリで、前週比で21%高い1キロ・グラムあたり557円だった。野菜の中でも日照不足など天候の影響を受けやすく、平年と比べても2%高くなった。レタスは6%、タマネギは4%、キャベツとニンジンは3%、ネギは2%、それぞれ前週から値上がりした。ただ、平年比では4~11%値を下げた。
農水省は今後の見通しについて、「長雨による影響は、降雨がおさまってから1週間程度で回復が見込めるとみられる。ただ、時間をおかずに再び悪天候となれば、高値が続く可能性がある」としている。
東京都中央卸売市場の卸売価格(13~19日)も、前週に比べ軒並み上昇した。大雨の影響で収穫が進まなかった影響などで、主要産地である福島県産キュウリは2・1倍、茨城県産ネギは1・9倍となった。鹿児島県産オクラは23%、群馬県産ホウレンソウは13%、それぞれ値上がりした。今後、小売価格に影響する可能性がある。
キュウリ21%値上がり、レタスは6%…長雨で野菜価格上昇 - 読売新聞
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