Rechercher dans ce blog

Thursday, August 12, 2021

価格破壊で中国EV市場攻めるテスラ モデルYを実質2割値下げ - 日経ビジネスオンライン

 米テスラが2021年7月、中国で販売している電気自動車(EV)の価格を改定すると発表した。特に人気を集めているSUV(多目的スポーツ車)型の「モデルY」に、29万1800元(約495万円)の「スタンダードレンジプラス」と呼ぶ標準タイプを設定した。

 この価格にテスラの狙いがある。中国では販売価格30万元以下のEVが補助金の支給対象になるからだ。モデルYの既存タイプの価格は34万7900元(約590万円)。実質的な購入価格は従来比で19%安い27万6000元(約470万円)になり、業界に波紋を広げている。

SUV型の「モデルY」の価格を大幅に引き下げた

 高度な運転支援機能を備えるハイテク性や、高級ガソリン車と比べても遜色ないステータスを武器に、テスラは中国市場で「高級車」というイメージを浸透させることに成功した。他社のEVに比べて残価率が高く中古車市場で値崩れしにくいことも中国の消費者は評価している。車齢3年の残価率(20年末時点)でみると、EVの平均が47%なのに対し、テスラ車は66%と高い。

 テスラは上海自由貿易試験区に建設した大型工場「上海ギガファクトリー」で生産した「モデル3」だけで20年の中国EV乗用車市場で首位に立ち、地場ブランドを大きく引き離した。テスラの中国での販売台数は18年の約1万6000台から20年の約14万台へと急増。21年1~6月は16万台に達し、中国市場はテスラの世界販売の42%を占める水準になった。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1745文字 / 全文2357文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

Adblock test (Why?)


価格破壊で中国EV市場攻めるテスラ モデルYを実質2割値下げ - 日経ビジネスオンライン
Read More

No comments:

Post a Comment

コメ政策 長引く価格高騰の負担は重い - dメニューニュース

[unable to retrieve full-text content] コメ政策 長引く価格高騰の負担は重い    dメニューニュース コメの品薄状態解消も…価格は高止まり 「取り合いすごく値段で負けた」集荷競争の影響続く    TBS NEWS DIG Powere...