10月のたばこ税増税などにあわせ、たばこメーカー各社が各銘柄の値上げを発表している。たばこ税は2018年から3段階で見直され、21年10月にかけ1本当たり1円ずつ、合計3円(1箱60円)引き上げられる予定だ。
「IQOS(アイコス)」「glo(グロー)」「Ploom(プルーム)」といった加熱式たばこ用銘柄や、紙巻たばこの価格はいくらになるのか。各社の値上げ状況をまとめた。
JTは紙巻127銘柄、1箱30〜40円の値上げ
日本たばこ産業(JT)は、紙巻たばこ127銘柄、加熱式たばこ50銘柄、葉巻たばこ18銘柄、パイプたばこ3銘柄、刻みたばこ3銘柄、かぎたばこ22銘柄の価格を引き上げる。紙巻たばこは主に1箱30〜40円、加熱式たばこは、1箱あたり30円の値上げとした。
紙巻たばこは、「ナチュラル アメリカン スピリット(20本入)」(570円→600円)、「セブンスター、ピース(20本入)」(560円→600円)、「メビウス」(540円→580円)、「ピアニッシモ」(540円→570円)、「ウィンストン(キャスター、キャビン)」(500円→540円)、「キャメル」(450円→460円)などが対象。
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JTの加熱式たばこは50銘柄が値上げ
加熱式たばこは、「メビウス・プルーム・テック専用」(540円→570円)、「メビウス・プルーム・テック・プラス専用」(550円→580円)、「メビウス・プルーム・エックス・プルーム・エス用」(540円→570円)などが値上げとなる。
なお、キャメルブランドの加熱式たばこは価格を据え置くとしている。同社の広報担当者はその理由について「価格の観点における多様なポートフォリオを提供すること、競合からのシェア奪取を図るため」と説明している。
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フィリップ モリス ジャパンは118銘柄の価格を引き上げる
フィリップ モリス ジャパンは、加熱式たばこ41銘柄、紙巻たばこ74銘柄、葉巻たばこ3銘柄の合計118銘柄の価格を引き上げる。
対象となる紙巻たばこは、「マールボロ」「マールボロ・ブラック・メンソール・8・ボックス」「マールボロ・ボックス」(いずれも570円→600円)、「ラーク・クラシック・マイルドKSボックス」「ラーク・マイルド・メンソールKSボックス」(いずれも500円→540円)、「パーラメントKSボックス」(540円→580円)、「バージニア・エス・ノアール・メンソール」(530円→570円)など。
加熱式たばこは、「マールボロ・ヒートスティック・レギュラー」などのマールボロブランドが550円→580円。「ヒーツ・ディープ・ブロンズ」などのヒーツブランドは500円→530円となる。
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BATJは127銘柄 「ラッキー・ストライク」は600円に
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)は、紙巻たばこ49銘柄、葉巻たばこ17銘柄、加熱式たばこ57銘柄、かぎたばこ4銘柄の合計127銘柄を値上げする。
紙巻たばこは、「ケント」の主要銘柄(500円→520円)、「ケント・エス・シリーズ」(480円→500円)、「クール」の主要銘柄(530円→580円)、「ラッキー・ストライク」の主要銘柄(560円→600円)、「ラッキー・ストライク・エキスパートカット」(430円→450円)、「ラッキー・ストライク・ブラック・シリーズ・メンソール」(430円→450円)など。
加熱式たばこは、「ケント・ネオスティック」「ケント・ネオスティック(glo hyper用)」(いずれも480円→500円)、「ネオ」(520円→560円)、「ネオ(glo hyper用)」(500円→540円)など。
なお「ベロ・ポーラー・ミント・ライト・ナノ」「ベロ・ポーラー・ミント・ミディアム・ナノ」などのかぎたばこ8銘柄については、現行価格の300円を据え置くとしている。
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