最新の新築・中古マンションの市場動向を見ながら、マンション市場の動向を紹介したい。2021年8月に入り新型コロナの感染拡大は全国に広がり、緊急事態宣言は21都道府県に拡大された。人流の減少は少なからず不動産市場に影響を及ぼすだろう。一方、新築マンションの秋商戦はこれから本格化する。(不動産アナリスト:岡本郁雄) 中古マンション価格は大幅に上昇! 【目次】 ・最新の首都圏新築マンション市況 ・首都圏の中古マンション市況 ・注目マンション(1)「ザ・パークハウス 高輪松ヶ丘」 ・注目マンション(2)「シティハウス下目黒」
最新の首都圏新築マンション市況は?
2021年7月の首都圏新築マンションの供給戸数は、昨年同期比6.3%減少の1,952戸。昨年対比で減少となるのは、2020年11月以来となっている(参考:不動産経済研究所発表の「首都圏のマンション市場動向 2021年7月度」)。 新築マンションの1戸当たりの平均価格は6,498万円、前年同月(6,124万円)比で6.1%アップ。1㎡当たりの単価は98.4万円で、前年同月(91.3万円)比で7.8%のアップ。契約率は68.30%という結果で、前年同月(62.40%)比では5.9ポイント、アップしている。 一方、販売在庫は6,087戸で前月よりも308戸の減少。前年同月の7,248戸よりも1,000戸超少なくなっており、新築マンションの好調さは続いていると考えられる。 また、新築マンションの地域別の新規発売戸数は下表のようになっており、前年同月と比べ1都3県で増加している。 首都圏の新築マンション新規発売戸数 都区部……932戸(前年同月比+25.3%) 都下………95戸(前年同月比-64.3%) 神奈川県…484戸(前年同月比-12.6%) 埼玉県……199戸(前年同月比-48.0%) 千葉県……242戸(前年同月比+77.9%) なお、2021年7月度の都区部の平均価格は、8,319万円で前年同月比3.6%上昇。平米(㎡)単価は、128.9万円で前年同月比3.5%上昇。都心エリアを中心にマンション価格は上昇を続けており、供給価格が下がる気配は今のところない。こうした市場を背景に、継続期のマンション販売価格を実質的に上げる物件も出てきている。 この1年で、新築マンションの価格以上に中古マンション価格が上昇しており、相場観が大きく変わっていることも背景にある。次に中古マンション市場を見てみたい。
首都圏の新築・中古マンション市場動向は?価格、売れ行き、注目物件を不動産アナリストが解説!【2021年9月版】(ダイヤモンド不動産研究所) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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