FBS福岡放送
ことしの秋は“値上げの秋”になりそうです。福岡でおなじみのあのグルメにも価格引き上げの波が押し寄せています。 9月に値上げされた食品の1つ、UCCの家庭用レギュラーコーヒーは、約20%引き上げられました。相次ぐ食品の値上げが、家計を直撃しています。 ■40代女性(パート) 「困りますね。だいぶ上がりますね。食べ盛りの子が2人いるので、食費が上がりますよね。」 ■20代男性(学生) 「パスタはお昼作ったりとかするので困ります。できたら値上げはしてほしくないかな。学生目線からすると。」 特に小麦粉を使った商品が値上がりしています。例えば、日清フーズの600グラムのパスタは12円、パスタソース製品は10円と、約2%から8%高くなります。値上げの背景には、海外で経済再開の動きが広がり、需要が高まっていることや、原材料費や物流コストが上昇していることがあります。 価格上昇の波は福岡で親しまれているあの焼き菓子にも。 ■筒井アナウンサー 「こちらの店の前にはお知らせという紙が貼ってあり、110円に値上げすると書かれています。」 小麦粉を練り上げた生地に、小豆のあんを入れて焼いた蜂楽饅頭です。 小麦粉などの原材料の価格が春ごろから高騰し、7年ぶりに10円値上げしました。 ■博多蜂楽饅頭・宮崎正史さん 「値段を上げずに済むのであれば、本当は上げたくなかった。原材料の高騰とみなさんそうなんでしょうけれど、コロナの影響が大きい。」 長引くコロナ禍で来店客が約3割減る中、原材料費の高騰が追い打ちをかけた形です。 福岡市などで展開する“天麩羅処ひらお”では、9月から一部店舗で、ほとんどの定食を50円値上げしました。 やはり小麦粉や油などの高騰に加え、新型コロナウイルス対策で、座席席を減らしていることなどが理由だということです。 ■有働記者 「福岡市柳橋連合市場では、秋の味覚が並び始めています。価格はどうなっているのでしょうか。」 青果店を訪ねると。 ■田中野菜店の店主・田中誠一さん(73) 「みんな高いね。ほうれん草、春菊、小松菜。」 8月の長雨の影響で葉物野菜は高値が続いていますが、お買い得なものがあると言います。 ■田中さん 「マツタケは安いよ。例年より。」 6日のマツタケの価格は、中国産が400グラムあたり9800円と例年の半値ほどでした。 ■田中さん 「飲食店が休んだり、時間を短くしたりして、マツタケを使う飲食店がほとんど使わないから。需要と供給のバランス。」 またナシやブドウなどは8月の長雨や日照不足の影響で価格が上がっていましたが、9月に入って、やや落ち着いてきているということです。 ただ10月もマーガリンなどが値上げされる予定で、コロナ禍の食卓への影響は、しばらく続きそうです。
値上げの秋 福岡のなじみのグルメにも価格引き上げの波(FBS福岡放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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