15日の東京原油市場では、ヨーロッパを中心に原油の需要が高まっていることなどから、先物価格が年初来の高値を更新し3年ぶりの高い水準が続いています。
東京原油市場では15日、取り引きの中心となる来年3月ものの先物価格が、日中の取り引きで一時、1キロリットルあたり5万6000円を超え、年初来の高値を更新しました。
2018年10月以来、3年ぶりの高い水準が続いています。
これは、天然ガスの価格が高騰しているヨーロッパを中心に、エネルギー源を石油に切り替える動きが出て需要が高まっている一方で、産油国の増産が追いついていないことが背景にあります。
市場関係者は「ヨーロッパの動きに加えて、本格的な冬に備えた石油の需要は根強く、少なくとも年内いっぱいは需要が供給を上回る状態が続く見通しとなっている。このため、国内でもガソリンや灯油価格の値上がりが続く可能性が高い」と話しています。
原油価格については、14日のニューヨーク市場でも国際的な原油価格の指標となるWTIの先物価格が1バレル=81ドルを超えるなど、およそ7年ぶりの高い水準が続いています。
原油先物価格 3年ぶり高水準 東京原油市場 ヨーロッパで需要増 - NHK NEWS WEB
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