ガソリンや灯油の価格が上昇している。資源エネルギー庁が6日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(4日時点、1リットルあたり)は、前週より1・3円高い160円ちょうどとなり、5週連続で値上がりした。160円台は2018年10月以来、3年ぶり。原油価格の高騰が要因で、今後も値上がりが続きそうだ。
都道府県別では43都道府県で上昇し、横ばいと下落がそれぞれ2県だった。灯油は18リットルが1783円で前の週から18円上昇。値上がりは5週連続だ。
原油は昨年秋から上昇基調が続く。新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、世界各国で経済活動が再開したことで原油需要が高まった。今年8月末に米南部に上陸したハリケーンで被害を受けた石油・ガス生産設備の復旧が遅れていることも影響している。
さらに今月4日、サウジアラビアやロシアなど主要産油国でつくる「OPECプラス」が11月に一層の増産は行わないことを決め、供給不安から原油価格は一段と上昇した。国際的な原油取引の指標となる先物価格は一時1バレル=79ドル台と約7年ぶりの高値となっている。
ガソリン価格が3年ぶり160円…ワクチン接種で経済活動再開、原油需要が高まる - 読売新聞オンライン
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