【ワシントン=山内竜介】世界銀行は公表した商品市場に関する報告書で、原油や天然ガスなどからなる「エネルギー価格指数」が2021年に前年比83%超高騰するとの見方を示した。新型コロナウイルス感染拡大からの景気回復に伴う電力需要の増加や供給面の制約を受け、22年も2%の上昇を見込むが、年後半には低下に転じると予想した。
報告書は、天然ガスや石炭の価格が過去最高レベルに達したと指摘。原油価格も21年に前年比70%上昇し、22年は石油需要がコロナ禍前の水準まで戻ることから一段の上昇が予想されるとした。「天然ガス高騰による石油の代替需要は、大きな価格上振れリスクだ」と先行きへの警戒感も強調した。
世銀の担当者は、「エネルギー価格上昇が長期化すると、輸入国の成長の足かせになりかねない」と述べた。
エネルギー価格の高騰は83%超の見通し、天然ガス・石炭は過去最高レベル…世銀報告書 - 読売新聞
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