■ ノルト・ストリーム(2)完工(2021年9月) 「ノルト・ストリーム(2)」(以後 「NS(2)」)は、当初予定では既存の「ノルト・ストリーム」(以後、「NS(1)」)に並行して建設する海底パイプラインルートでした。 このNS(1)は一部デンマーク領海を通過していますが、米国の圧力によりデンマーク政府はNS(2)のデンマーク領海通過を承認しませんでした。 そこで、NS(2)はデンマーク領海外側の排他的経済水域へのルート変更を余儀なくされた次第です。 米国は2013年秋のウクライナ・マイダン問題や2014年3月18日のロシアによるクリミア併合問題を契機として、ロシアに対し様々な経済制裁措置を実施してきました。 NS(2)建設構想に関しても、この海底パイプライン敷設作業に協力・従事する西側企業に対し制裁を科すとして、西側企業はこのパイプライン敷設作業から撤退しました。 例えば、海底パイプライン敷設作業を請け負っていたオランダの会社は撤退。結果として、本来ならば2019年末に完工予定が1年9か月遅れてやっと完工した次第です。 国際パイプラインは完工後、国際的なパイプライン検収・認証会社がそのパイプラインを調査して、安全性に関するお墨付きを与えます。 NS(2)の場合、パイプラインの検収・認証作業を請け負っていたノルウェーの会社も撤退してしました。
欧州のガス価格高騰:真の理由を伝えない欧米日の大メディア(JBpress) - Yahoo!ニュース
Read More
No comments:
Post a Comment