ニューヨーク=真海喬生
米ニューヨーク市場で8日、原油先物価格が一時、約7年ぶりに1バレル=80ドルを超えた。新型コロナウイルスの感染が落ち着き始めて需要が増える見通しのほか、米政府が戦略石油備蓄の放出を見送ると伝わったことも相場を押し上げた。今月4日には産油国が増産見送りを決めており、当面は需給が引き締まるとの見方から値上がりが続いている。
ニューヨーク商業取引所で指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が1バレル=80・11ドルをつけた。産油国でつくる「OPECプラス」はコロナ禍で昨年から大規模な協調減産を続けている。少しずつ生産を増やしているが、4日には追加増産を見送った。欧州での天然ガス高騰で発電に原油を使う動きが出ていることも相場を押し上げた。原油高の影響で、日本のレギュラーガソリンの平均価格は4日時点で約3年ぶりに1リットルあたり160円台をつけた。(ニューヨーク=真海喬生)
NY市場の原油価格、7年ぶり80ドル超 需要増の見通しで値上がり - 朝日新聞デジタル
Read More
No comments:
Post a Comment