Microsoftの生産性ソフトウェア「Office」は、1回限りの購入モデルとなる永続ライセンスと、サブスクリプションという2つの販売形態で提供されている。9月には、永続ライセンス版2種のうちの1つである法人や政府機関向けの「Office LTSC」がリリースされた。他方の「Office 2021」は「Windows 11」と同じく10月5日にリリース予定だ。Microsoftは米国時間10月1日、このOffice 2021について、さらなる詳細を明らかにした。
一般ユーザーと学生向けのOffice 2021は、2バージョンでリリースされる。価格は「Office Home and Student 2021」が149.99ドル(約1万7000円)、「Office Home and Business 2021」が249.99ドル(約2万8000円)で、いずれのバージョンも「Windows」と「macOS」でサポートされる。Office Home and Student 2021には、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「Microsoft Teams」が含まれる。Office Home and Business 2021には、さらに「Outlook」が加わり、ビジネス目的で使用するライセンスが付与される。
MicrosoftはOffice 2021とサブスクリプション版の「Microsoft 365」で、アプリのデザインをアップデートしたことも明らかにした。具体的には、丸みを帯びた角、「中間色パレット」、リボン(ウィンドウ上部にあるツールバーのセット)内の刷新されたタブ、アプリケーションのテーマとWindowsのライトモードまたはダークモード間の同期などだ。Microsoft 365とOffice 2021は、Windows 11と「Windows 10」に対応する。
同社は、Microsoft 365の契約者にすでに提供しているいくつかの特徴もOffice 2021に追加する。Excelでは関数の使い方が改善され、PowerPointではプレゼンの録画が容易になり、各アプリケーションに挿入できる画像やアイコンを含むコンテンツライブラリーが拡充される。
同社は、Microsoft 365のデザインのアップデートを5日から開始する。また、10月から11月にかけてMicrosoft 365とOffice 2021の両方に個人向けTeamsを追加するという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
永続ライセンス版「Office 2021」、価格などの詳細が明らかに - CNET Japan
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