[シンガポール 7日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続落。米原油在庫の予想外の増加を受け、需要を巡る懸念に圧迫されている。
米原油先物は0.33ドル(0.43%)安の1バレル=77.10ドル。 前日は一時、79.78ドルまで上昇し、2014年11月以来の高値を付けていた。
北海ブレント先物は0.02ドル安の1バレル=81.06ドル。
ANZはリサーチノートで、米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫が増加したほか、ガソリン在庫も急増し、需要鈍化への懸念が高まったと指摘した。
EIAの統計によると、原油在庫は約230万バレル増加。市場予想は41万8000バレル減だった。
原油価格は今年に入り50%超上昇。インフレ圧力の高まりにつながっており、景気回復や消費需要に影響を与える可能性がある。天然ガスや石炭の価格も上昇している。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は4日に開いた閣僚級会合で、日量40万バレルのペースで増産する現行の合意を11月も維持することを決定した。
関係筋は、OPECプラスが原油価格の高騰にもかかわらず現行の控えめな増産ペースを維持した背景には、原油の需要および価格が今後弱まるという懸念があると指摘した。
原油価格は続落、予想外の米在庫増で需要巡る懸念 - ロイター (Reuters Japan)
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