BSN新潟放送
ガソリン価格と中古車の価格が高騰し、この2つを取り扱う新潟県内の業者から悲鳴が上がっています。価格高騰の背景には何があるのかを取材しました。 【イエスト 菅井丈太郎社長】 「非常に、今まで経験したことがないような大変な状況になっています」 新潟市西蒲区にある、中古車販売などを手がける「イエスト」の菅井丈太郎社長です。菅井社長の話す大変なこととは、中古車価格の高騰。仕入れ価格が2割近く上がった車もあるそうです。菅井社長によると、その背景には新型コロナウイルスの影響があるといいます。 新型ウイルスによって自動車部品の製造が滞ったり 世界的な半導体不足が続いたりしているため、新車の供給が激減しました。その反動で新車の需要は中古車に向かい、中古車の価格が高騰するとともに市場に中古車が出回らなくなったということです。 【イエスト 菅井丈太郎社長】 「我々、小売業者だったり輸出業者が、中古車をみんな取り合って争奪戦になっている」 イエストでは普段、店舗に約150台を展示していますが現在、展示しているのは2割ほど少ない約120台だということです。 【イエスト 菅井丈太郎社長】 「販売価格に(仕入れ値が)上がった分を転嫁はなかなかできない。利益を削ってでも価格を抑えながら展示している、これが今の現状」 価格が上昇しているのは、中古車だけではありません。 【記者リポート】 「イエストはガソリンスタンドも経営していますが、そのガソリンも値段が上がっているということです」 【給油客】 「少し高くなりましたよね。もう少し安いとうれしいですけどね、やっぱり」 「もう慣れっこになっちゃってますよね」 イエストは約1か月間で、1リットルあたりのレギュラーガソリン価格が7円上昇。10月13日現在、152円で販売しています。 【イエスト 平倉浩幸常務】 「新型コロナウイルスの中で経済が世界的に悪くなっていましたが、だんだんと回復しつつ需要が増えました。しかし、原油の生産がそれに追いついていない」 資源エネルギー庁によりますと11日現在、レギュラーガソリンの全国平均価格は162円、新潟県内の平均価格は160円です。イエストは利益を削ってできるだけ価格を抑えて販売していますが、それも限界があると不安を口にします。 【イエスト 菅井丈太郎社長】 「車っていうのは本当に欠かせないものになっています。お客さんが必要とする限り、何とか努力してお得に提供できるように努力してまいります」 資源エネルギー庁は今後もガソリンの値上がりが続くと予想していて、業者にとっても消費者にとっても悩ましい日が続きます。
ガソリン・中古車の価格高騰 業者悲鳴の背景は?(BSN新潟放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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