[シドニー 1日 ロイター] - 不動産コンサルティング会社・コアロジックが1日発表したデータによると、オーストラリアの住宅価格は11月も引き続き上昇した。ただ、価格が高騰する中、供給が増えたことから上昇率は前月から鈍化した。
11月の住宅価格は前月比1.3%上昇。10月は1.5%上昇していた。価格上昇は14カ月連続。
前年比では22.2%上昇と1989年以来の高い伸びとなった。
新型コロナウイルス禍で郊外に引っ越す人が増える中、地方の住宅価格は25%上昇した。
住宅価格の中央値は69万8170豪ドル(49万7655米ドル)に達した。過去1年間に毎週平均2436豪ドル上昇したことになる。
シドニーの価格は前月比で0.9%、前年比で約26%上昇し、価格中央値は109万豪ドルとなった。
メルボルンは前年比16%、ブリスベンは25%、パースは15%とそれぞれ上昇した。
過熱する住宅市場にようやく売り手が増え、新たな販売物件は9月上旬以降60%超増加している。
コアロジックの調査責任者、ティム・ローレス氏は「新規物件は、吸収されるよりも早く市場に追加され、トータルの販売物件数を押し上げている」と指摘。「販売物件が増えれば、買い手にとっては選択肢が広がり、緊急性が低下する」と語った。
豪住宅価格、11月も上昇続く 供給増で伸び率は鈍化 - ロイター
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