今週のレギュラーガソリンの小売価格は、原油価格の高止まりの影響で値上がりし、全国平均で1リットル当たり168.7円となりました。値上がりは9週連続で、およそ7年3か月ぶりの高値水準となっています。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、11月2日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり168.7円となりました。
先週より1.4円値上がりしていて、2014年8月以来、およそ7年3か月ぶりの高値水準となっています。
値上がりは9週連続です。
また、灯油の店頭価格もポリタンク18リットルで1939円となり、先週より29円値上がりして、同じくおよそ7年3か月ぶりの高値水準です。
要因としては原油の先物価格の高止まりが挙げられます。
世界的な経済活動の再開に伴い原油需要が高まっていることに加え、火力発電の燃料として使われる天然ガスや石炭の価格も上昇し、代わりの燃料として需要が高まっていることが影響しています。
今後の見通しについて、石油情報センターは「足元ではアメリカの原油在庫が増えていて、需給が緩む可能性がある。きょう開かれる産油国の会議の内容にも注目が集まっている」と話しています。
ガソリン価格 7年3か月ぶりの高値水準 9週連続で値上がり - NHK NEWS WEB
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