コロナ禍の消費の落ち込みでコメの価格が下落する中、県内の農業団体の代表が２２日県庁を訪れ、杉本知事に農家の収入安定や販路拡大に向けた支援を求めました。
２２日は、ＪＡ福井県中央会の冨田勇一会長など農業団体の代表者らが県庁を訪れ、杉本知事に要望書を手渡しました。
この中で冨田会長は「コロナ禍で需要が減退し、コメの価格が大幅に下落したことで農家の減収につながっている。今後の成り行きが心配だ」と述べ、県に支援を求めました。
これに対し杉本知事は「福井県産のコメの販売強化やＣＭを増やすなど、来年度以降も支援を継続していきたい」と述べました。
コメの価格をめぐっては、新型コロナウイルスの影響で飲食店での消費が大きく落ち込んだことなどから、ことしの新米を卸売り業者などに販売した価格が去年より１割以上下がるなど、全国的に下落が続いています。
知事との面談のあと冨田会長は「今年は県内のコメの生産量も少なく、農家は価格の値下がりともにダブルパンチの状況だ。県にはコメの販売などで支援してもらっているが、長期的な視点で農業を守るための政策を引き続き求めていきたい」と話していました。
コメ価格下落で農業団体が知事に支援要請｜NHK 福井県のニュース - NHK NEWS WEB
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