今週のレギュラーガソリンの小売価格は、前の週からさらに上昇し、大阪府内の平均で1リットルあたり169.3円でした。
これは、2008年9月以来、およそ13年ぶりの水準で、前の週より価格が上がるのは6週連続となりました。
国から調査を委託されている石油情報センターによりますと、今月1日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、大阪府内の平均で1リットルあたり169.3円で、前の週を1.7円上回りました。
これは、2008年9月以来、およそ13年ぶりの水準で、前の週より価格が上がるのは6週連続です。
関西では、このほか、▼京都府が171.6円、▼滋賀県が168円、▼和歌山県が167.3円、▼奈良県が166.8円、▼兵庫県が165.7円となり、すべての府県で前の週を上回りました。
また、灯油の店頭価格も上昇しています。
大阪では、標準的な灯油缶の容量である18リットルあたりの価格は1908円となり、前の週から31円値上がりました。
これは、世界的な経済活動の再開に伴って原油の先物価格が高止まりしているためです。
石油情報センターは、「ガソリンの小売価格の上昇は来週は一服しそうだが、その後については主な産油国が4日に開く今後の生産量を決める会合での協議の結果しだいで、追加の増産に踏み切るかが焦点となっている」としています。
【クリーニング会社も打撃】。
原油価格が高騰し、レギュラーガソリンの平均小売価格が、滋賀県内では1リットルあたり168円と7週連続で値上がりしました。
ガソリンに加え、灯油なども相次いで値上がりしていて大津市のクリーニング会社では経営に影響が出ています。
滋賀県内では、今週の平均の小売価格が1リットルあたり168円と7週連続で値上がりし、2014年以来7年ぶりの高値水準が続き、大津市に本社と工場があるクリーニング会社では、配達に使う車のガソリン代がかさんでいるということです。
この会社では灯油を使ってボイラーを動かしアイロンがけの蒸気などに使っていますが、灯油も先月(10月)は、前の月(9月)に比べて1リットルあたり10円高くなったということです。
さらに、ドライクリーニングで使う溶剤や服をかけるプラスチック製のハンガー、それに衣類を包む包装も石油からできているため、いずれも1割から2割ほど値上がりしていて、経営に影響が出ているということです。
片岡一郎社長は、「コロナの影響で外出をする人が少なくなり、ただでさえクリーニングを利用するお客さんが減っているなかで原油高がさらに続けば値上げも検討しなければと思います。原油価格が早く下がることを願っています」と話していました。
ガソリン価格上昇 大阪府内169円台に 13年ぶりの水準|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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