世界的な原油価格の高騰を受けて、函館市内のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は6か月連続で値上がりし、2014年8月以来、168円を超えました。
函館市は今月12日現在で、市内のガソリンスタンドや家庭用灯油の販売店など81の店で石油製品の小売価格を調査しました。
それによりますと、レギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は先月よりも6円余り高い168円余りで、6か月連続で前の月を上回りました。
1リットル当たりのレギュラーガソリンの価格が168円を超えたのは、7年前の2014年8月以来です。
また、軽油は5円ほど高い149円余りで6か月連続、灯油は9円ほど高い112円余りで11か月連続で値上がりするなど、原油価格の高騰の影響が続いています。
【ガソリンスタンドで節約志向の声】
原油高騰の影響で高値が続くガソリン価格について函館市のガソリンスタンドでは利用者から節約志向の声が多く聞かれました。
函館市亀田本町のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンの価格が15日時点で1リットルあたり163円となっています。
店舗ではこの影響でガソリンを満タンまで入れずに定額分だけを給油するなど、出費を抑えようという利用者が増えているということです。
七飯町の60代の男性は「だいぶ前から価格を見て驚いています。定額分のガソリンを入れてもすぐなくなってしまいます」と話していました。
函館市の70代の女性は「車の運転を減らして週1回にしています。これからは暖房を節約するために厚着をするなど対策していきたい」と話していました。
「北海道エネルギー道南支店亀田本町SS」の佐藤貴純所長は「週末はお客様が2割ほど少なくなっています。原油高なのでしかたないとは思いますが、極力価格を抑えてお客様の負担にならないよう努力しています」と話していました。
【防寒対策商品の売れ行き好調】
原油価格の高騰を受けて、函館市内のホームセンターでは家庭で使用する断熱シートなど寒さ対策商品の売れ行きが好調です。
函館市のホームセンターでは原油価格の高騰による節約志向の高まりを受けて、家庭などで使用できる断熱シートなどの品ぞろえを増やしています。
店内には窓に貼り付けて冷気が屋内に流れ込むのを防ぐ断熱シートや窓の隙間をふさぐテープなど、寒さ対策の商品をそろえた特設コーナーが設けられています。
このホームセンターによりますと、例年と比べてこうした商品の売れ行きが良いということです。
売り場を訪れた人は「原油価格高騰の影響は大きいです。寒いのは我慢できませんが、できるだけ節約しようと思っています」と話していました。
「ジャンボイエロー金堀店」の元上典店長は「お客様の動きを見ていて節約志向の高まりを感じます。欠品のないように在庫を増やして対応しています」と話していました。
原油高騰 函館市内のガソリン価格も6か月連続値上がり|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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