[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米政府は、ガソリン価格引き下げのための石油輸出禁止は検討していない。バイデン政権の考えに詳しい関係者の1人が9日、明らかにした。
超党派の下院議員8人は同日、バイデン大統領宛てに書簡を送り、石油輸出を止めないよう要請。ロイターが確認したところ、この議員グループは書簡で、輸出禁止はホワイトハウスが望むガソリンの値下がりにつながるどころか、世界的な供給ひっ迫と国内生産意欲の減退を通じてさらなる値上がりをもたらす公算が大きいと警告している。
米国のガソリン価格は11月に一時前年比60%も高騰。バイデン政権は、戦略石油備蓄の放出や石油輸出国機構(OPEC)への増産呼び掛けなどの対応を進め、以前にはエネルギー価格抑制を目的とした禁輸措置も選択肢と示唆していた。
ただディーズ国家経済会議(NEC)委員長はこの日、石油輸出は「われわれが現在重視している問題ではない」と述べた。
米政府、ガソリン価格引き下げで石油輸出禁止は検討せず=関係者 - ロイター (Reuters Japan)
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