「ちょっと頑張れば手が届く」という500万円台からの価格を予定
初回限定グレード「Proto Spec」が約700万円ということが独り歩きし、SNSなどでは「高すぎる」という声があがっていた日産 フェアレディZ。
公式発表は未だないものの、「ほぼ700万円のProto Specはオプションをたくさんつけた限定車。一方、標準のシリーズは正確には言えないものの500万円台からのラインアップを予定。」と日産ブランドセンターによるオンラインプログラム内でも言及されています。
過去のモデルを例に挙げ、「平均年収よりも少し高いが、ちょっと頑張れば手の届く”みんなのスポーツカー”」として、500万円台という価格に設定されることも明かされました。
そこで、アンケートサイトCarQにて新型フェアレディZの価格に関するアンケートを実施。「高い」「妥当」「安い」の3つの問いに、600人を超える回答が集まりました。
半数以上が「高い」と回答するも、これは狙い通りか
本記事執筆時点でのアンケート結果では、「高い」と回答した人は全体の50%以上と、半数以上の人が新型フェアレディZの価格が高いと感じていることがわかります。
「妥当」と回答した人は全体の40%で、「安い」と回答した人は全体の10%にも及びませんでした。
「高い」と「妥当」の回答が全体の9割を占めることから、新型フェアレディZの価格は「平均年収よりも少し高いが、ちょっと頑張れば手の届く”みんなのスポーツカー”」の狙いどおりになっていると言えるのではないでしょうか。
平均年収+100万円が「少し高い」?
型式は同じZ34の、先代にあたる6代目フェアレディZの価格は、マニュアルミッションのベースグレードで3,979,800円、約400万円でした。新型フェアレディZは500万円「台」からとなっているため、先代と比べると最低でも100万円以上の値上げとなります。
また、2021年の平均年収はおよそ403万円という調査結果が発表されています。それを参考にすれば、「平均年収よりも少し高いが、ちょっと頑張れば手の届く”みんなのスポーツカー”」という新型フェアレディZの価格は、平均年収に最低でも約100万円程度プラスになった価格に。
エンジンはすでに登場から6年以上が経過しているVR30DDTTを使用したり、車体のベースは6代目モデルからのキャリーオーバーしたりといった、価格を抑えるための工夫がおこなわれているものの、そのうえでも先代モデルや平均年収と比べ「最低でも100万円高い」という価格にせざるを得なかったことは日産としても苦しい決断だったかもしれません。
しかし、後輪駆動、ツインターボ、そしてライバルのトヨタ スープラには設定がないマニュアルトランスミッションを採用するなど、スポーツカー好きの心をくすぐるモデルであることは間違いないでしょう。
「高い」と言われている新型フェアレディZの価格。そのハードルを飛び越すヒットを記録できるのか、注目です。
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