【パリ=谷悠己】ブリュッセルで開かれていた欧州連合(EU)首脳会議は25日、ウクライナに侵攻したロシアからの輸入依存を脱却し価格高騰を抑制するため、EUが天然ガスを共同購入し加盟国に分配する対策案などを承認して閉幕した。
記者会見した議長国フランスのマクロン大統領は「共同で長期契約を結ぶことが、ガス価格を抑制する最良の策だ」と強調した。ガス価格と連動する電気料金の高騰も防ぐ狙いがある。ウクライナやモルドバなどEUに加盟申請中の国も共同購入に参加できる。
EU首脳会議はこのほか、有事に即応できるEU独自部隊の創設案を承認。穀物大国のロシアやウクライナからの供給が減ることで起こり得る、世界規模の食糧難に対応するための食糧確保策も提案した。
関連キーワード
おすすめ情報
EU、天然ガス共同購入で合意 首脳会議 価格高騰を抑制 - 東京新聞
Read More
No comments:
Post a Comment