レギュラーガソリンの県内平均の小売価格は１リットルあたり１７２.６円となり、県内では３週連続の値上がりとなりました。
ウクライナへの軍事侵攻が影響していて今後も価格の上昇が懸念されています。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、２月２８日時点の県内のレギュラーガソリンの１リットルあたりの小売価格の平均は、先週から０.６円上がって１７２.６円となり、３週連続で値上がりしました。
値上がりはロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で原油価格が上昇しているためです。
静岡市駿河区にあるガソリンスタンドでは県内平均とほぼ同じ、１リットルあたり１７３円で販売されていました。
ガソリンを入れていた５０代の女性は、「仕事でもプライベートでも毎日車を使うので価格が高いと家計にとって痛手です。１５０円以下になってくれるとありがたいです」と話していました。
また、６０代の男性は、「ウクライナ情勢が悪化する中、値上がりが続くのではないかと危惧しています。早く落ち着いてほしいです」と話していました。
静岡シェル石油宮本町ＳＳの大野全広エリアマネージャーは「きょうは先週と同じ価格で販売していますが、仕入れ値は、政府の補助金を超える規模で上昇していて、ウクライナ情勢も含めると経営的には厳しい状況です」と話していました。
政府は石油の元売り会社に補助金を出してガソリンなどの卸売価格を引き下げる対策を実施していますが、補助金はすでに上限の１リットルあたり５円に達していて、原油価格の上昇分を抑制しきれない状況になっています。
政府は追加の対策を今週中にも発表する方針で、関係者によりますと石油元売り会社への補助金の上限を現在の５円から２５円に引き上げるということです。
また政府はこのほかタクシー事業者への燃料高騰対策や農業や漁業など業種別の対策など、幅広い分野向けの支援パッケージをまとめることにしています。
ガソリン県内平均価格は１７２.６円で３週連続の値上がり｜NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp
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