中国でもガソリン価格高騰 値上げ前に給油しようと列も - nhk.or.jp

中国では、国際的な原油価格の動向をもとに、政府が10営業日ごとにガソリンの小売価格の基準価格を決めていますが、18日から1トン当たり750人民元、日本円でおよそ1万4000円引き上げられました。

政府が示す価格が引き上げられるのは6回連続で、中国メディアは、これを受けて品質の高いガソリンの小売価格が地域によっては1リットル9人民元以上、日本円で160円余りと、過去最高になったなどと伝えています。

中国各地では17日、値上げ前に給油しようという動きが見られ、このうち南部の広東省広州のガソリンスタンドでも、敷地の外まで車の列ができるほど混雑していました。

並んでいた男性は「値段が安い時に満タンにしようと来た。今回の値上げは度がすぎていて受け入れられない」と話していました。

ウクライナ情勢をめぐって、中国政府がロシアに配慮する姿勢を示す中で、エネルギー価格などの高止まりが続けば、個人消費や企業経営にとって重荷となり、減速が続く中国経済への影響が広がる可能性が指摘されています。

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