[26日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が26日発表した第1・四半期決算は、利益が予想を上回った。半導体不足と供給網の混乱で生産が制限される中、利益率の高い高価格の車種の販売に注力したことが奏功した。
純利益は29億ドルとやや減少。ただアナリスト予想の24億5000万ドルは上回った。
売上高は360億ドルと、前年同期の325億ドルから11%増加。
希薄後の1株利益は1.35ドル。前年同期は2.03ドルだった。
バーラ最高経営責任者(CEO)は今後の価格設定に自信を示し、明るい見通しを示した。今年の生産台数は昨年を25─30%上回る見通し。
クレディ・スイスのアナリスト、ダン・レビー氏はリサーチノートで「決算は予想を上回ったが、インフレ圧力が強まる中で好調を維持できるかどうかが問題」と指摘した。
また通年業績については、純利益が96億─112億ドルになると予想。調整後の利払い・税引き前利益(EBIT)は130億─150億ドルになるとの見通しを確認した。
電気自動車(EV)の生産は、今年と来年の目標は40万台と改めて表明した。ただ、直近の四半期の米国でのシェアは0.3%にとどまっている。
今年は北米と中国でキャデラックの電気自動車SUV(スポーツ多目的車)「リリック」の新車販売を開始する。
中国での持ち分利益は、2億3400万ドルで前年同期の3億0800万ドルから減少。利益も90億ドルと前年の99億ドルを下回った。
米GM第1四半期、利益が予想上回る 高価格車種に注力 - ロイター (Reuters Japan)
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