[ロンドン 5日 ロイター] - 欧州エネルギー大手シェルが5日発表した第1・四半期決算は、石油・ガス価格の上昇などが寄与し過去最高益を計上した。
調整後利益は91億3000万ドル。ロシアからの撤退に関連した税引き後で39億ドルの減損を反映したベースでも2008年の最高益を更新した。前年同期の32億3000万ドルから大幅に増加、前期比でも43%増加した。シェルが集計したアナリストの平均予想(86億7000万ドル)を上回った。
シェルは、今年末までにロシア産原油の長期調達契約を、「ロシアの小規模独立系業者」との2件の契約を除き、全て解消する方針を示した。石油精製製品の輸入契約も解消する予定だが、液化天然ガス(LNG)の長期調達契約はまだ維持していると述べた。
第1・四半期の燃料販売量は前期比9%増の1830万トンだった。
エネルギー精製・精製品販売部門の調整後利益は11億7000万ドル。精製マージンの上昇で前期の1億3000万ドルの赤字から黒字転換した。
キャッシュフロー(現金収支)は148億1500万ドル。石油・ガス在庫の評価替えで74億ドル減少した。
債務は485億ドルで昨年末の526億ドルから減少した。
第1・四半期に実施した配当支払いと自社株買いは54億ドル。同社は今年前半に85億ドル相当の自社株買いを実施する計画。
シェル、第1四半期ロシア関連減損でも最高益 価格上昇など寄与 - ロイター (Reuters Japan)
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