宮川純一
経済産業省は18日、19~25日の週はガソリン1リットルあたり36・1円の補助金を石油元売り会社に支給すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻や急速な円安で原油の調達コストが上昇しており、価格抑制のために「上限」の35円を上回る補助金を出すことになった。
政府は4月下旬にまとめた物価高騰への緊急対策で、価格維持の目標(168円)を超えた分を全額支給する補助の上限を25円から35円に引き上げ、35円を超えた分は2分の1を補助することを決めた。
経産省は、補助金がなければ来週(23日時点)のガソリン価格は1リットル205・2円になると推計している。目標の168円との差が37・2円となったため、35円を超える分は半額の1・1円を加えて36・1円を支給する。
日本エネルギー経済研究所石油情報センターが18日発表した今週(16日時点、全国平均)のガソリンの店頭価格は前週比で0・7円値下がりし、1リットルあたり170・4円だった。12~18日に1リットル34・7円の補助金を出した効果で5週連続の値下がりとなったが、ガソリンは実質的に2008年の過去最高値(185・1円)を上回る水準が続いている。(宮川純一)
ガソリン価格、実質過去最高 補助金36.1円、「上限」超え - 朝日新聞デジタル
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