企業の仕入れに逆風 原材料高騰も価格転嫁進まず ウクライナ侵攻３カ月 - 産経ニュース

ロシアのウクライナ侵攻は原材料などの供給制約や価格高騰に拍車をかけた。企業の仕入れには逆風となっており、帝国データバンクが実施した調査では、回答した企業の過半が原材料などの数量確保が困難になったり価格高騰の影響を受けたりしているとした。

帝国データが４月１５～３０日に行った調査（有効回答企業数は１万１２６７社）によると、ウクライナ侵攻を受けて原材料などの仕入れ数量の確保が難しくなっていると答えた企業は５０・８％で、仕入れ価格高騰の影響を受けているとした企業も６６・７％に達した。

中でも、日露双方が制裁対象とした木材を扱う業種の苦境が鮮明で、業種別では「木造建築工事」や「木材・竹材卸売」が、影響を受けているとした企業の割合で上位に。木造建築工事の企業からは「木材価格は一層の高騰が考えられ、仕入れが難しい品目が増えてくる」との声があった。

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