(CNN) インドの外国貿易担当当局幹部は15日までに、ロシアによるウクライナ軍事侵攻を受け小麦価格が世界的に上昇しているとして、小麦の輸出を即座に禁止するとの声明を発表した。
価格上昇を踏まえたほか、インドや弱い立場にある近隣国の食糧安全保障を確保するための輸出禁止と位置づけた。ただ、撤回出来ない信用状が既に発行された場合や、食糧安保で小麦への依存度が大きい諸国への輸出をインド政府が認めた場合などは対象外とした。
インドは小麦の生産量が世界第2位。多くは国内の消費向けとなっている。
農業関連データ分析企業「グロ・インテリジェンス」によると、小麦生産でウクライナとロシアの小麦生産量の合計は世界全体で約14%を占める。
今年2月下旬にウクライナ侵攻が発生して以降、黒海周辺地域からの小麦輸出は激減。世界各地の買い手は、供給不足への懸念を緩和させるためインド市場に頼る事態ともなっていた。
インド、価格上昇受けて小麦輸出を禁止 生産量は世界2位 - CNN.co.jp
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