自動車用のタイヤ・エンジンオイル・バッテリーの販売数量および販売金額は、ここ1年でどう変化したのだろうか?
GfK Japanはこの度、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データをもとに、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。
タイヤ全体の税抜き平均価格は9,546円と前年同月から9%上昇
2022年4月の自動車用タイヤ販売は本数前年比6%増で、店頭では同7%増、インターネットでは同5%増であった。メーカー出荷価格引き上げに伴う特需が3 月に発生したため、その反動が懸念されたが、引き続き前年同月を上回る結果となった。
サイズ別の販売動向をみると、最も販売本数の多い155/65/14が本数前年比16%増と好調で、インターネットでは前年同月の1.4倍に達した。主要なコンパクトカー向けサイズである185/60/15、185/65/15も好調で、それぞれ同18%増、同16%増であった。
タイヤ全体の税抜き平均価格は9,546円と前年同月から9%上昇し、店頭では9%、インターネットでは8%上昇した。その結果、金額前年比は15%増で、店頭では同16%増、インターネットでは同13%増とともに二桁成長を見せた。
エンジンオイル4L缶の税抜き平均価格は3,622円と前年同月から3%上昇
2022年4月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比5%減と微減であった。4L缶の販売は数量前年比5%減で、店頭は同6%減、インターネットは3%減と前年同月を下回った。
4L缶を粘度別にみると、最も販売の多い0W-20が数量前年比2%減であった一方、0W-16は前年の1.3倍と好調な伸長を示した。4L缶の税抜き平均価格は3,622円と前年同月から3%上昇し、店頭では2%、インターネットでは11%上昇した。4L缶の金額前年比は3%減のマイナス成長であったものの、店頭では同4%減に対し、インターネットでは同8%増と前年同月を上回った。
バッテリー全体の平均価格は12,395円と前年同月から4%上昇
2022年4月の自動車用バッテリー販売は、数量前年比1%増と微増であった。店頭は同2%増、インターネットは同0.3%増であった。JIS規格別にみると、最も販売数量の多いB19は数量前年比0.2%減だった一方、D31は同7%増、B20は4%増の伸長を見せた。
バッテリー全体の平均価格は12,395円と前年同月から4%上昇し、店頭、インターネットともに4%上昇した。 金額前年比は6%増と堅調で、店頭では同6%増、インターネットでは同5%増とプラス成長であった。
・タイヤはカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、インターネットを集計対象としている。
・エンジンオイル及びバッテリーはカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットを集計対象としている。
出典元:GfK Japan
構成/こじへい
自動車用のタイヤ、エンジンオイル、バッテリーの価格はこの1年でどれくらい上がったか| - @DIME
Read More
No comments:
Post a Comment