韓国産業通商資源部は7月1日、2022年上半期の輸出入動向を発表した。輸出は前年同期比で15.5%増の3,503億ドル、輸入は26.2%増で3,606億ドルとなった。貿易収支は103億ドルの赤字を記録した(添付資料表1参照)。
品目別では、主要15品目のうち、船舶を除く14品目の輸出が増加した(添付資料表2参照)。新型コロナ禍からの景気回復に支えられ、半導体では、堅調なデータセンターのサーバー需要とファウンドリー分野の需要が好調だったことから、14カ月連続で100億ドル以上の輸出額を達成した。また、石油化学、石油製品は、原油高による単価の上昇や精製マージンの拡大により、ともに過去最高の輸出額を記録した。
国・地域別では、3月以降、ロシアによるウクライナ侵攻により、CIS向け輸出が減少したものの、CIS以外の主要8カ国・地域向けの輸出が拡大した。最大の輸出国の中国は、前年同期比で6.9%増の813億8,000万ドルを達成し、続くASEANは同31.8%増の647億2,000万ドル、米国は同18.2%増の549億6,000万ドルとなった。(添付資料表3参照)。
他方、エネルギーや穀物、原材料などの価格上昇により、輸入は前年同期比26.2%増の3,606億ドルとなった。特にエネルギー関連(原油、ガス、石炭)は同87.5%増の879億ドルとなった(添付資料表4参照)。
(当間正明)
上半期の貿易収支、エネルギー・穀物価格の上昇で103億ドルの赤字(韓国) | ビジネス短信 - ジェトロ(日本貿易振興機構)
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