今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり169.6円となり、4週ぶりに値上がりしました。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、5日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり169.6円で、先週より1.1円値上がりしました。値上がりは4週ぶりです。
先月、主要な産油国のサウジアラビアが減産を示唆したことで原油価格が上昇したほか、円安によって原油の調達コストが上昇したことが主な要因です。
経済産業省は8日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットル当たり36.5円の補助金を支給することにしています。
今後の見通しについて、石油情報センターは「各地のガソリンスタンドは仕入れ価格の上昇分をまだ小売価格に十分転嫁できていないため、来週も値上がりする可能性がある」と話しています。
政府は現在、石油元売り会社に補助金を支給し、ガソリンなどの小売価格の上昇を抑えていますが、この措置の期限が今月末までとなっていることから、9日にも開く予定の「物価・賃金・生活総合対策本部」で補助を続けるかどうか対策をまとめることにしています。
ガソリン小売価格 4週ぶり値上がり 全国平均1リットル169.6円 - nhk.or.jp
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