2023年中のフルモデルチェンジが噂されているアルファード。既に現行モデルはオーダーストップがかかり、新車注文が出来なくなっている。新型登場へ向けて、トヨタも準備を進めている段階だ。
しかし新型の登場は約1年後。それまでの間、アルファードの新車が欲しくとも、購入することが出来ない。販売ランキングトップ5の常連だった人気車種を販売できないトヨタは厳しいが、買いたくても購入できない、ミニバンユーザーや現アルファードユーザーにも、この状況は痛いだろう。
新車が無理なら、中古車はどうか。オーダーストップ直後のアルファードだからこそ選べる、認定中古車の良質な個体を探しながら、アルファードの中古車事情を紐解いていきたい。
文/佐々木 亘、写真/ベストカー編集部
【画像ギャラリー】残価設定ローンを満了した高年式車が狙い目!! アルファードを中古車で買うなら今だ!?(10枚)■どんどん伸びる全長! 5m未満に抑えたいなら新型よりも現行型が狙い目か
プラットフォームやパワートレインが、大きく刷新される可能性が高い新型アルファード。基本的にはキープコンセプトになるとは思うが、変化するところも多いのがフルモデルチェンジだ。
走行性能や予防安全パッケージの機能向上は、ユーザーとしても嬉しい。新型アルファードは、高級ミニバンという枠を破り、ショーファーカーとしての役割も強く意識したものになる可能性もありそうだ。そこで気になるのが、ボディサイズである。
2002年に登場した初代アルファードは全長4,840mm、全幅は1,805mmだった。2008年登場の2代目は全長4,885mm(先代比+45mm)、全幅は1,840mmに拡大している。
そして現行型の3代目、マイナーチェンジ後の最新モデルでは全長4,945mm(一部グレードでは4,950mm)、全幅1,850mmとさらに大きくなった。特に全長は、先代比+60mmとなり、5mの大台が差し迫っている。
来年登場予定の新型アルファードについては、詳細なスペックなどはまだわからない。それでもボディサイズが拡大傾向にあるこれまでの足跡を考えると、新型の全長5m超という可能性も非現実的な話ではないだろう。
新型を楽しみに待つのももちろん良い。ただ、オーダーストップ直後だからこそ、質のいいアルファードの認定中古車が出回る時期でもある。新型への買い替えを検討する前に、ボディサイズの変化に不安があるならば、一度中古車市場を覗いてみてほしい。
■3年落ちまでの比較的新しいクルマが市場の中心になってきた
中古車の人気も高く、タマ不足が長期間にわたり叫ばれ続けてきたアルファード。中古車として最も活気があふれる5~7年落ちのアルファードは、かなり台数が少なくなっている。
10月初旬に確認できたトヨタ認定中古車のアルファードは、全国で306台だ。そのうち地域を限定して販売しているものが277台にも上る。全国を販売対象にしているクルマは、わずか29台にとどまった。
販売地域限定車が非常に多いアルファード。新車のオーダーストップがかかったばかりの時期だからこその状況だろう。
ボリュームゾーンになっているのは、500万円~600万円の価格帯。台数では66台と最も多い。そのうち60台は、2019年式以降の高年式車だ。
2017年のMC、そして2018年、2019年の一部改良後に3年残価設定ローンを組み、期間満了で車両返却されたクルマが増えてきているのが一つの理由。もう一つは、オーダーストップがかかった今、試乗車や展示車の数に余裕があるトヨタ販売店が、試乗車として使っていたアルファードを、中古車市場に出している。
販売地域を限定し、「元試乗車」を記載する認定中古車が増えてきた。新車でアルファードを購入したかったというユーザーには特に、試乗車落ちが出回っている今、中古車購入を検討してもらいたい。
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新車が買えないなら元試乗車を狙え!! 価格高騰中の中古アルファードを買うなら今だ - BestCarWeb
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