薬の市場での価格が、国が定めた価格を平均で7%下回ったとする、厚生労働省の調査結果が公表されました。これによって医療機関に支払う診療報酬の「薬価」部分は、来年度から引き下げられる見通しで、今後、引き下げ幅や対象となる薬の品目について検討が本格化します。
医療機関に支払われる診療報酬のうち薬の価格の部分は、市場価格を適切に反映し、医療費の抑制につなげるため、2年に1度だった改定が昨年度から毎年行われることになりました。
これに向けて厚生労働省は、2日開かれた中医協=中央社会保険医療協議会で、ことし9月に薬の市場での価格と、国が定めている価格との差を調査した結果を公表しました。
それによりますと、薬の市場価格は国が定めた価格を平均で7%下回っていました。
診療報酬の「薬価」部分は、市場価格に近づける形で見直されることから、来年度の改定で引き下げられる見通しになりました。
政府は今後、具体的な引き下げ幅や対象となる薬の品目について検討を本格化させ、今月中に決定することにしています。
薬の市場価格 国定めた価格を平均7%下回る 来年度 引き下げへ - nhk.or.jp
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