日銀の短観・企業短期経済観測調査では製品などの販売価格の動向を示す指数は、製造業、非製造業ともに過去最高となりました。
さらに先行きについても高い水準が続いていて、日銀大阪支店では、来年も値上げの動きが続く可能性があると分析しています。
日銀大阪支店は、11月中旬から12月13日にかけて関西の企業に景気の現状などを尋ねた調査、「短観」の結果を公表しました。
この調査では、製品やサービスの「販売価格」の動向も尋ねていて、「上昇」と答えた企業の割合から「下落」と答えた企業の割合を差し引いた指数は、▼製造業の大企業でプラス39ポイント、▼非製造業の大企業でプラス43ポイントとなり、いずれも過去最高となりました。
中小企業でも指数は過去最高となり、原材料高や円安によって仕入れ価格が上昇する中、企業の間で価格転嫁が進んでいることを改めて示した形です。
また、先行きについても指数は高い水準となっていて、日銀大阪支店では、「鉄や銅などの一部の原材料価格はピークを過ぎたように見られるが、企業が消費者に販売する際の価格に反映されるまでには時間差があるので、来年も、製品やサービスの値上げの動きが続く可能性がある」と分析しています。
短観 販売価格の動向示す指数「過去最高」|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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