3月、首都圏で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は、1億4000万円余りと初めて1億円を超えました。
調査会社によりますと、都心で高額の大型物件の発売が相次ぎ、首都圏の平均価格は、去年の同じ月の2倍以上に上昇しました。
調査会社「不動産経済研究所」によりますと、3月に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は1億4360万円で、去年の同じ月と比べておよそ2.2倍に上昇しました。
月ごとの平均価格が1億円を超えたのは、統計を取り始めた1973年以来初めてです。
調査会社によりますと、東京 港区で山手線などの駅に直結し1戸当たりの平均価格が2億円を超えるマンションや、1戸当たりの平均価格が4億円を超えるマンションなど、高額物件の発売が相次いだことが要因です。
このため、東京23区の平均価格は2億1750万円と、去年の同じ月のおよそ2.7倍に上昇しました。
このほか、
▽神奈川県は、5.4%上昇し5865万円、
▽千葉県は、5.5%上昇し4908万円、
▽埼玉県は、19.4%下落し4804万円となっています。
調査会社は、「都内では、今後も高額物件の発売が予定されているほか、工事費の高止まりが続いていることなどから新築マンションの価格は高い水準が続くとみられる」と分析しています。
首都圏で発売 新築マンション 3月の平均価格 初の1億円超え - nhk.or.jp
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