地金大手の田中貴金属工業(東京)は5日、金を1グラム当たり前日比97円高の9443円で店頭販売した。国内金小売価格の指標として3月31日の9385円を超えて5日ぶりに過去最高を更新した。金は今年初め、8500円台だったが、その後は欧米金融不安などを背景に、暴落しない有事の安全資産として値上がり傾向が続いている。
同社は各市場の情勢や金の需要などから価格を決める。サウジアラビアなどの大規模原油減産に伴い、世界経済をけん引する米国でスタグフレーションという不況が懸念されている。株式など有価証券の先安観が広がる半面「紙くず同然」に暴落しない金への投資需要は増している。
金小売価格が過去最高値 | 経済 | 全国海外 - 神戸新聞NEXT
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