畜産業が盛んな新潟県佐渡市でことし最初の牛のせり市が開かれ、１頭当たりの平均落札価格は去年より７万円近く安くなりました。
佐渡市で生まれた子牛は安定した肉質などが人気で、２日のせり市には、新潟県内だけでなく山形県や岐阜県などから合わせて１９の業者が買い付けに参加しました。
せりにかけられたのは地元の３５の生産農家が育てた１４１頭の牛で、そのほとんどが生後１年未満の子牛です。
せりが始まると、業者が骨格や肉づきなどを見定めながらせり落としていき、最高落札価格はオスの子牛で８９万１０００円余りでした。
市場関係者によりますと、輸入飼料の高騰などの影響で肥育農家が子牛の仕入れコストを抑える動きもあり、２日の平均落札価格は５４万６５００円余りと、去年１１月と比べ６万６８００円余り安くなりました。
「ＪＡ佐渡」営農振興課の菊池敏課長は「今回はせりの成立価格の幅が大きく、安いものはぐっと安く高いものはしっかり評価された」と話していました。
佐渡 ことし最初の牛のせり市 平均落札価格は去年下回る｜NHK 新潟県のニュース - nhk.or.jp
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