アメリカの先月の中古住宅価格は前の年の同じ月と比べた下落幅がおよそ11年ぶりの大きさとなり、住宅価格の下落傾向が鮮明になっています。
急速な利上げに伴う住宅ローン金利の高止まりで需要が落ち込んでいることが背景にあります。
全米不動産協会が18日、発表したアメリカの先月の中古住宅価格の中央値は38万8800ドルで、前の年の同じ月と比べて1.7%、下落しました。
1.7%の下落幅は2012年1月以来、およそ11年ぶりの大きさで、地域では西部と南部で価格が下落したとしています。
アメリカの中古住宅価格の中央値は、2012年3月からことし1月まで11年近く前の年の同じ月と比べて上昇を続けていましたが、ここにきて下落傾向が鮮明となっています。
背景には、FRB=連邦準備制度理事会がインフレを抑え込むため去年3月から続けている急速な利上げの影響で住宅ローン金利が高止まりし住宅需要が落ち込んでいることがあります。
金融市場では、住宅需要の落ち込みは経済が冷え込む兆しとの見方も出ていて、アメリカの景気減速に懸念が高まっています。
アメリカ 4月の中古住宅価格 下落幅 約11年ぶりの大きさに - nhk.or.jp
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