長引く値上げに消費者も企業もヘトヘトだ──。
■今年の食品値上げ3万品目を突破
帝国データバンク(TDB)が実施した主要食品メーカー195社を対象にした調査によると、6月の値上げは前年同月の1.5倍の3575品目に上る。2023年通年では3万品目を突破する見通しで、昨年の2万5000品目を大きく上回るという。
これまで値上げ要因となってきた原材料コストの上昇に加え、電気代や人件費など新たなコストアップ要因もあり、今秋にかけ、値上げは断続的に続くとみられる。
ここにきて、値上げに対して消費者に変化が起きているという。TDB情報統括部の飯島大介氏が言う。
「昨年の今頃は、消費者は値上げを一時的なものととらえていた面がありました。ところが、いつまでたっても値上げラッシュは止まらない。度重なる値上げに消費者は疲れ、支出を減らすようになってきています。実際、足元の家計の食費支出は物価上昇に比べ、勢いを欠いています」
価格転嫁から一転…2023年後半に企業が「値下げ」に走る理由|日刊ゲンダイDIGITAL - 日刊ゲンダイDIGITAL
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